こだわりの製法・製造機で100%完全熟成

特許技術による安心の完全熟成
ニオイを減らして栄養アップ!

黒にんにくの作り方自体はそれほど難しいものではありません。家庭用の炊飯器を使って作っている方も多いです。炊飯器の保温温度は70℃程度ですので黒にんにくを作るのには適しているといえます。

家庭用の炊飯器での作り方は、保温状態にして2週間~3週間(下の方が焦げるので一日一回程度上下のにんにくを入れ替えた方がいいでしょう)置いておくだけです。保存のために出来上がったら水分を飛ばすために乾燥させたほうがいいかもしれません。

しかしこれでは本当に美味しくて、栄養豊富な黒にんにくはできません。それは、にんにくが黒にんにくに変化する際に発する「硫黄化合物」が強烈なにおいを発しそれが黒にんにくに付着するからです。また適度な湿度と圧力がなければ熟成にムラができるため、均一な食感の美味しい黒にんにくは炊飯器で作るのはちょっと難しいと思われます。当社でも実際に炊飯器での製造実験を行いましたが、美味しいとはいいがたいものでした。

そもそもにんにくの臭いの原因は、生のにんにくに含まれるアリインという化合物が切ったりすりおろしたりする調理の段階で酵素の作用でアリシンという物質に変化します。このアリシンが殺菌効果を持つわけですが、あまりに強力なため生の状態でたくさん食べすぎると胃痛を起こしたり、何より臭いが強烈です。

長時間加熱熟成することでにんにくの臭いの元であるアリインは、S-アリルシステイン等に変化します。

チルド共配株式会社(屋号:スパンライフ)の熟成特許技術とは

様々の方法を試しているうちに、「より美味しい黒にんにくを作る方法」が見えてきました。にんにくの特性や熟成の段階など、細かく研究していくと特徴がわかってきたのです。

特許を取得した製法は米ぬかを使用し酵母菌・乳酸菌を加え熟成度を高めるという方法です。しかしこの方法はなかなか面倒で、高温状態では酵素の活性が失われ、通気が良くないと菌の活性がうまく働かないのです。低温長期熟成という考え方もありますが、時間がかかると失われる有効成分も多いのと臭いが残るのです。美味しい、かつ栄養成分が多い熟成方法は適切な温度管理が一番大切と言えるでしょう・

理想の熟成を目指す上で必要となったのが製造機です。温度・湿度・圧力の適切な管理と、それぞれの熟成段階において最適な水分の処理、臭いの原因となる硫化化合物を早い段階で処理し、有効成分を残す製造機を作りました。

この製法で作られた黒にんにくは

甘味が多く優しい味

食感はなめらかで柔らかい

にんにく独特の硫黄臭がほとんど感じられない(通常のにんにくの1/20)

ポリフェノールやアミノ酸、s-アリルシステインの含有量が多い

という特徴があります。