にんにくの由来・歴史
にんにくはユリ科ネギ層の多年生植物です。原産地は中央アジアと言われていますが定かではありません。紀元前より栄養価の高い食べ物として、エジプトではピラミッド建設の労働者がにんにくを食べている壁画が見つかっています。またツタンカーメン王の墓からにんにくの鱗茎が見つかっています。
日本では「本草和名」という本ににんにく(大蒜)の記述を見つけることができます。古事記には、ヤマトタケルが悪伸の化身の白鹿を蒜をもって打ち倒すという記述がありますが、にんにくかどうかは不明で
す。源氏物語にも薬草として登場しています。
禅宗では、僧が修行する際には食べてはいけない(不許葷酒入山門・・・強いにおいのある辛味のある野菜と酒を摂取したものは入山を禁ずる)食べ物のひとつで、強壮効果が煩悩のもとになると考えられたためと思われます。
このように古くから体にいい野菜(食べ物)として認識されてきたにんにくですが、現代までの長い間その認識は変わっていないようです。科学的に解明される前から、昔の人は体験的にその効果を実感していたのでしょう。
科学的に分析が進められた現在は、にんにくのパワーを疑う人はいないでしょう。
青森県とにんにく生産
にんにく生産量日本一の青森県ですが、ご存知のとおり寒い時期が長く、平均気温は北海道・岩手県にに次いで第3位の低さです。山間部は盆地が多く、夏の昼は気温が高く夜は肌寒いぐらいの寒暖差があり、りんごをはじめとした果物は糖度が上がる傾向にあります。
にんにくは秋に植え付けをし、冬を雪の下で過ごします。厳しい寒さでもにんにくは枯れずにじっと春を待ちます。この強さがにんにくの素晴らしい栄養の秘訣と言えます。寒さが厳しいほどにんにくの糖度と栄養素は増える傾向にあります。
青森県で生産されるにんにくのほとんどは福地ホワイト6片種という、白色の粒が大きめのものです。糖度が高く日本人の味覚にマッチした素晴らしいにんにくです。そして有機農法の生産者さんとしっかりタッグを組み、よりよいにんにくの生産に力を入れて貰っています。
チルド共配株式会社(屋号:スパンライフ)と黒にんにく
2007年頃より黒にんにくの研究をはじめ、2009年には商品化をいたしました。お客様には「他の黒にんにくより臭いが少ない」「甘味が多い」「舌触りがいい」という評価をいただいております。
素材に最大限に留意し、最高の品質の黒にんにくをお客様にお届けできるよう、一つひとつ丁寧に取り扱っています。生産者農家さんの苦労(にんにくを作るのはとても手間と労力がかかります)を無駄にしないよう、常によりよい黒にんにくの製造に心をくだいています。